なぜ「口コミ」がスクール運営にとって重要なのか
広告や自己宣伝よりも信頼される「第三者の声」
「第三者の声の方が伝わる」これはよく言われることですが、
私自身が日々スクール運営をする中でも、度々感じることです。
広告やショート動画でスクール運営者がどれだけ語っても、すこし胡散臭く感じたり、無機質に見えてしまいやすく、
SNS利用者全体の広告リテラシーの向上や、ポジショントークの概念がより浸透し、
特に最近はAIの進化もあり、綺麗な文章や見せ方では、なかなか人の心にメッセージをが届きにくくなってきています。
それより、「実際にサービスを受けている人の声」が一次情報であり、かつ、何よりの信頼材料になります。
特にオンライン講座では、外部からは雰囲気や講師との距離感が見えにくいため、
“受講生の体験談”がより重要なコンテンツとなります。
認知の窓口を広げられる
口コミや受講生発信は、SEO的にも効果があります。
最近ではInstagramの投稿もGoogle検索にヒットするようになり、
また、直接的にURLでリンクされていなくても、オンライン上では「同一人物」と認識される仕組みも発展してきていて
ライトなSNSコンテンツでもSEOを押し上げる要因になってきていると思います。
(その中でも、XやInstagramといったすぐに流れるメディアよりは、ブログやYouTube等のストック型のコンテンツがより有効ですが。)
実際に弊社のスクールは、あらゆるSNSを対策した結果、「React スクール」という狙っていたワードで、
大手スクールを抜いて1位を獲得できています。
スクールの文化を知った状態で入会した人は継続力がある
口コミメインの発信をしていると、
入ってくる受講生も「スクールの雰囲気が良さそうで決めました」と言う人が増えます。
そうすると、スクールの雰囲気やルールなどをある程度理解したうえで入会していただくので、
入会後のギャップが少なく、継続率や、やり切る力を持っている可能性が高い傾向があると感じます。
つまり、“いい口コミ”を増やすことは、そのまま“いい受講生”を増やすことにもつながります。
良い口コミが作れ出すと、受講生もどんどん結果を出し、それがまたクチコミを生む、プラスの循環が生まれ始めます。
口コミが増えないスクールに共通する3つの課題と対策
口コミが大切なのはわかるけど、受講生が発信をなかなかしてくれなく、口コミが増えない
という状況のスクールは少なくないと思います。
私から見て、その状況になりやすい理由を以下に挙げます。
受講生が「どこで何を発信すればいいか」分からない
よくあるのは、受講生が「発信したい気持ちはあるけど、場所がない」ケースです。
「SNSで発信して」では、なかなか投稿してくれません。
やはりオープンな場になるので、「SNSのフォロワーには見られたくない人もいる」なんてことも多いです。
また、多くの人は発信活動に慣れていません。
不特定多数に向けた文章を考え始めた瞬間、手が止まってしまう人が殆どです。
なので、初めは、コミュニティ内部(SlackやDiscordのチャンネル)に発信用のスペースを儲けて、
- 「発信用の場所」であることを明確に示す
- 読む人が限られる中で心理的安全性を確保
- 同じ境遇で入会した受講生も発信しているとハードルが下がる
こういった状況を作ってあげて、
許可をとってSNSでシェアするなど、小さく始めるのが良いと思います。
発信するメリットが伝わっていない
「書いたらいいことあるよ」と言っても、実感がなければ行動にはつながりません。
実際に、発信が仕事の獲得に繋がったり、発信によって応援コメントをもらったりしてモチベーションが上がった人の事例を教えてあげるなど、
受講生にたいして伝え続けることが大切です。
また、そういった受講生の成果をSNSで発信し続けることも、「この人の真似をしよう」の心理にもなってもらいやすく効果的です。
運営が「発信を促す導線」を設計できていない
多くのスクールでは、口コミを“お願い”するだけで終わっています。
大切なのは「発信したくなるきっかけ」を自然に仕込むこと。
弊社では教材の動画やテキストのコンテンツを自社開発したツールで提供していて、
そのシステムの中に、ブログ発信機能を追加することで、受講生による発信動線を確保し、
1年間で300件の、受講生の発信記事を蓄積することができています。
さらに効果的な「自然に口コミが生まれる」仕組み
運営は受講生サポートに徹する
人は、自分の努力が形になると、成果を人に教えたくなる心理になります。
学習進捗や成果物を可視化できる仕組みがあると、「ここまでできた!」という喜びが発信につながります。
そう言う意味で、スクール運営者は受講生のサポートにリソースを集中すべきだと考えています。
入会後はサポートが手薄になり、運営者の頭は集客に没頭、みたいな状況をよく聞きますが、
それだと結果、受講生は成果を出せず、口コミも生まれなかったり、ネガティブな口コミが回ってしまったり最悪の状況になってしまいます。
投稿のタイミング設計
発信にはタイミングが大事です。
たとえば課題を終えた直後、成果物を提出した直後など、
“達成感を感じる瞬間”に投稿導線を出すだけで行動率が数倍に上がります。
その他、オフ会の感想を投稿してもらうなど、イベント後の定例にするなど、
運営がタイミングを決めてあげることで、投稿してもらいやすくなります。
Vibelyが実現する「口コミが自走するスクール運営」
ここで少し事例を紹介します。
弊社では、React/Next.js特化のスクールを運営しています。
運営の中で、受講生が学習を進めるポータルサイトを自社で内製してきました。
具体的には以下のような機能です。
- 教材格納と受講生毎の進捗管理
- 受講生ブログ(学びの記録・ノウハウ共有)
- 個人開発や実務案件の実績登録
- スクール内での活動が自動でまとまるポートフォリオ生成
ただの“受講管理”に留めず、「発信」を中心に据えることで、
学びがコミュニティ内外に循環する仕組みを作ってきました。
コミュニティ内部では、記事を起点にコメントや情報交換が生まれ、
個々のモチベーションが連鎖的に上がります。
外部に対しては、受講生のUGC(ユーザーが生成するコンテンツ)が積み上がり、
自然検索やSNS露出が強化されました。
実際にShiftBでは、Googleで「React スクール」という検索ワードで1位を獲得するまでSEOが強化され、
入会者は「受講生の発信を読んで、雰囲気が良さそうでShiftBを選びました」と言っていただく方がほとんどです。
また、受講生の転職活動でも、ポートフォリオURLを共有するだけで
“人となり”と“継続の証拠”が伝わり、採用につながった事例もあります。
受講生、運営、企業の採用担当、みんなにとって良い影響を生む仕組みを作れたと思っています。
この知見を一般化し、他のスクール様でも使える形にしたのが「vibely」です。
多くのスクールが、より受講生のサポートに注力し
良い口コミが広がって、結果集客の助けにもなれば、
受講生にとっても・運営者にとっても・卒業生を採用する企業にとっても嬉しいエコシステムが生まれると考えています。
vibelyにご興味のある方は、無料登録して、仕組みを試してみてください。
まとめ|口コミは「仕組み」と「文化」で育つ
口コミは“お願い”して生まれるものではなく、
「仕組み」と「文化」が整うことで自然に生まれていくものだと思います。
受講生が自分の学びを残しやすく、
その記録が他の誰かの学びにつながる。
そういう循環を作ることが、
これからのスクール運営の理想形だと感じています。
もし、現在スクールやコミュニティを運営していて、
「もっと自然に口コミが増える仕組みを作りたい」と思っているなら、
ぜひ一度、vibelyを無料で試してみてください。






