しお姉
看護師から企業転職できたけど、すぐ辞めちゃった私の後悔と学び
2026年11月01日
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要約を生成中...

突然ですが、実は私、26歳の時に一度だけ治験関連の一般企業に転職したことがあります。
タイトルにもある通り、その企業をすぐに辞めてしまいました。
(※そのあと31歳で務めた企業はしっかり4年ほど働き、管理職まで登り詰めました!)
その際、上司からはやんわりと「採用にかかった手数料もあるからその返金にも関わる決断になるけど、本当にもう辞めますか?」と、皮肉を込めた引き止めもありました。
上司が言った通り、間違いなく企業には迷惑がかかっています。
もちろん企業だけでなく、その時利用した転職エージェントさんにも迷惑がかかっています。
それでも私は退職の決断をしました。
この出来事は、サポートしてくださったあらゆる方に迷惑をかけたことももちろんですが、自分自身の職歴にも傷をつけるものでした。
看護師からの一般企業への転職は、私が4年前からSNS での発信をし初めて、かなり文化として浸透してきたと感じています。
その流れがあってか、「看護師の経験を活かしてデスクワークを!」とか「夜勤なしで年収600万!」みたいな広告がSNS に多く流れるようになった印象です。
私の場合、こういった広告を見ての転職ではありませんでしたが、いずれにせよ「すぐに辞めてしまう」という行動は誰も幸せになりません。
ですので、私の失敗と学びを皆さんに包み隠さずお話をして、ひとりでもキャリア・転職・人生の選択に後悔が生まれないような参考になればと思いこの記事を書きます。
さぁ!私の転職の失敗という屍を超えてゆけ!!!(笑)
当時26歳だった私は、20代も後半にさしかかったということもあり、近い将来、結婚などライフステージの変化が自分にもあるだろうと思っていました。
なぜならば、私は昔から「28歳で結婚する」そう思っていた、いや決めていたからです!(笑)←実際した。
この結婚観については、おそらく学生の頃に見ていたドラマなどの影響なのでしょう。
何はともあれ、当時26歳だった私は「2年後に結婚する、それは誰かと生活を共にするということ。そうなった時、夜勤があったり、帰宅が遅かったりすると色々不自由なのではないか」と、考えたのです。
今思えば、夫婦にだっていろんな形はあるし色んなスケジュールのバランスの取り方があります。ただ、この時の私は、絶対に普通のサラリーマンと結婚したいと思っていたので、特に生活リズムの一致ということを重視したいと考えていたのです。
なぜ絶対に普通のサラリーマンと結婚したいと思っていたかという話は、また別の機会にお話ししようかと思います。(笑)
当時26歳(10年以上前)だったのですが、看護師が一般企業に転職するという考え方そのものがほとんどありませんでした。
しかし、もともと「看護師資格は、かっこいい大人になるという理想を叶えるためのチケット」と考えていました。だから、大学病院で勤務しながらもできる限りの情報を集めていました。
とはいえ当時は今ほどSNSも日常に溶け込んでおらず、日記やブログ程度。なので私は、本屋さんに通っていました。そこで出会った「空飛ぶナース」という本に出会い、「看護師でも自由に挑戦していいんだ!」と感化され、出版社を介して著者である看護師さんに手紙を書いてつながって、キャリアに関してどんどん生きた情報が聞けるように走り回ってました。
ですので、私自身のスペックとしては激弱でしたが(以下参照)、周りの方々のおかげでこれらの力が磨かれて行きました。
「全体を見渡す力」
「現実的な落としどころ」
「自分がどうしたいかの解像度をあげて言葉にする」
だからか、今ではなかなか難しいと言われる CRA のお仕事にすんなり内定を取ることができました。
看護専門学校卒
病棟経験たった1年
デスクワーク歴なし
TOEIC なし
看護師資格・運転免許以外特別な資格なし
1つの職場で正社員ではなく、複数の職場で非常勤やアルバイトとしてトリプルワーク
このように、自分のライフプランを考えた時、看護師経験を生かした一般企業での働き方を選びたいと思って、実際に内定を得て働き始めました。
ここまでは順調!!
問題はここからです…!!!

皆さんここが一番知りたいところだと思います!
そう私は、せっかくゲットした貴重な一般企業でのお仕事を、たった2ヶ月で手放すことになりました。
前述の通り、この決断は雇ってくださった企業にも、この企業をご紹介してくださった転職エージェントさんにも、多大なるご迷惑をおかけする決断です。
それだけでなく、私自身のキャリアにも傷がついています。
だからこそ皆さんに、それでも退職した理由をお伝えしたいのです。
覚えているエピソードとしては2つあります。
入職してしばらくは、ほとんどが研修だったり、大した仕事がありません。
だからこそ、週報と呼ばれる「今週何やってたの?」を報告する報告書をWordで作って上司に送るという指示がありました。
大した仕事をしてないからこそ、せめて何ができたのという内容を書くことそのものは、自分にとってもすごく大事な時間でした。
一番最初の週報を部署の上司に送る際、私はビジネスメールの送り方を全く知らず、Wordのファイルをメールに添付し、以下のように書いて送りました。(再現画像です)

んんん~~~確かに、そうwではあるけどもww
間違ってはいないが、社会的マナーとしてはバツ!!!なのよwww
このメールを見た直属の上司から、「このメールの送り方は失礼なので、〇〇さんに書き方を聞いて再度送り直してください。」とメールでお叱りを受けました。
今思えば当然のことです。しかしながら当時の私は、あろうことかこのメールを受け取った時
「(え~、必要な週報は添付されてるし内容が分かればいいんじゃないのよくわかんないビジネスマナーとか、だる)」と、心の中でぶぅーたれてしまったのです。(たぶん態度にも出ていた…)
25歳から27歳ぐらいの看護師って、ちょっと色々できるようになったり自信もついてきているから、こういうところで図々しさが出てしまうのでしょう。今思うとただイキっていただけで、お恥ずかしい限りです。
このメールの指摘の一件で、私のモチベーションはグッと30%ほど下がったように記憶しています。

もう一つのエピソードの方が重要です。
当時のCRA のお仕事は、担当エリアの医療機関に、治験がスケジュール通りに進んでいるか直接確認に行く業務がほとんどでした。
私は、非医療職の若いイケメンの先輩と遠方の病院までバスと電車を乗り継いで、「カルテチェック」に行きました。
当時その医療機関は紙カルテで、ミミズの這ったような医師の字を判読するという時間がありました。
するとそこには「背部叩打痛→CTへ」(※個人情報の観点から、事実とは異なる形に加工して記載しています。)と記載されていました。
しかし、医師の字が、あまりにもダイナミックに書かれており、先輩はそれが読めずに困っていました。
その時、「汐月さん、これ読めますか?」と聞かれ、文字そのものを読み上げました。ところが先輩は、非医療職出身ということもあり、意味がわからないようで、「これってどういうことかわかりますか?」と聞いてきました。
確かに知識がないと難しい記載だよな、と思い「石を疑っての診察と検査の流れ」も説明しました。
今思えば、先輩は内容の意味もわかっていたのかもしれません。転職したてで活躍の機会がない私に存在価値を感じてもらうために、あえて質問してくれたのかもしれないなとますが。。
私が答えた後、「さすが看護師さんですね!!!頼りになります!」とお褒めの言葉をいただきました。
いつもの単純な私だったら、とても喜んでいたと思います。
しかしながらこの時私は、ドン引きしてしまったのです。。(失礼すぎて草)
なぜならば、私は看護師としてではなく、CRA として勤務しているし、石を疑った叩打痛からの CT の検査、なんて学生でもわかるようなアセスメント(というかただ読んだだけ)で褒められても…。
結局CRA としては役に立てていないってことなんじゃないかな。などと、ひねくれた解釈をしてしまったのです。
また、患者さんの状態についてカルテに書かれている以上のことを知ることは難しいのがCRAの働き方。
ベッドサイドに行けばすぐに状況が把握できるのに…とも思ってしまっていました。
結局、この時の私はまだまだ「看護師としての私を必要として欲しい」と思っていたのだと思います。
何より、「この仕事私じゃなくてもよくないか?」と思いながら働きたくないと思っていることにも気づきました。
もちろん看護師だって、いくらでも代わりはいます。毎年5~6万人も新しい看護師が生まれて、170万人もいるのですから。
それでも、当時のCRAになった私からすると、専門職として国家資格を使って必要とされることの方が、まだ「私である意味」を感じられると思ったんだと思います。
この出来事を、10年以上経った今振り返ると、結局私は「人生や仕事において私である意味を突き詰めたい」という気持ちが人一倍強いのだと自己理解をしています。
(じゃなかったら起業までしないですしね…笑)

2020年以降、「看護師の経験を活かして一般企業へ!」と言った耳障りのいい広告がめちゃくちゃ増えました。
皆さんも見たことがあるのではないでしょうか?
でも冷静になってみてください。
「看護師」を辞める以上、「看護業務」には従事しなくなります。
確かに医療業界への転職であれば、多少の医学的な知識は活かせるかもしれません。
しかし、「看護業務」ではなく「新しい職種の業務」をするために雇われるのです。
つまり、「新しい職種の業務」を新たに覚えることが98%。
「看護師の経験が活かせる」のは2%ぐらいのイメージの方が現実的です。
考えたら当たり前ですよね。
でも、「看護師の経験を活かして一般企業へ!」なんて広告を見たら、「それなら私でもできるかも!」って思っちゃいますよね。
こんな風に思ったまま、うっかり転職をしてしまうと、私みたいに
「転職をした意味って何だろう?」
「新しい職場の文化が受け入れられない…」
「やっぱり看護師の方がいいかも」
なんて思ってしまって、短期離職をしてしまう危険性もあります。
だからこそ、
「夜勤をやめたい」
「カレンダー通りの勤務」
とか、そんな薄っぺらい理由じゃなく、もっと奥深くまで「わざわざ看護師を辞めてまで転職する意味」を言語化する必要があるのです。
しかもしかもしかも!!!
CRC や CRAなど治験関連業界は、看護師からの一般企業転職では必ずと言っていいほど求人を提示されます。
私も当時転職エージェントさんに言われるがまま「受かれるのであればここがいいかな」程度に思って、ぬるっと転職してしまいました。
しかし人生は長いもので、私の祖母も105歳になります。(歩いてる)
次の転職だけでなく、その次の転職もする可能性が高いのです。
そうなった時、次の転職を治験関連業界にするということは、その後もこの業界で働くことが前提になります。なぜなら年齢も上がっているし、ニッチな業界なので、それ以外に行くとなるとまた異業種への転職という見なされ方をするからです。こういった事情から、なかなかそこから年収を上げやすい職種や業界に転職することが難しくなります。
逆を言えば、この業界に興味を持ち、納得できていたらすごくいい選択になるわけです。
キャリアは、「脈絡」や「一貫性」が重要視されるのです。
看護師から治験関連企業は、確かに他の職種に比べたら転職がしやすいです。
だからこそ、長い目でキャリアを見た時に「本当に今、治験関連企業に行く必要性やメリットがどういったところにあるのか」を正しく知っておく必要があります。
SNS に流れてくる広告では「転職のしやすさ」「受かりやすさ」が謳われてていますが、結局大事なのは今回の転職がうまくいくことだけではないのです。
今回の転職を含めた、
自分→「生きる上で何を判断基準にしていて、今後どういう方向に進んでいきたいのか」というビジョンの言語化と、
社会→「一般社会の言葉にされていないルールを正しく理解して、人生の進め方の中でなぜこの職種/業界/企業じゃないとダメなのか言語化する」がとにかく大事なのです。

くりかえしますが、「看護師でも受かりやすい」という謳い文句は、「看護師に未練がある人にしか刺さらない」このことを十分に理解しましょう!
実際に「看護師の経験が活かせる」のは、イメージで言うと2%程度です。
それでも企業に転職したい理由や、看護師を続けるのはちょっと違うかも…と思われているのであれば、私のように、「自分だけの理由」が心の奥深くに眠っているということなんです。
その、進路選択の意義・意味を自分だけの言葉で説明できなければ、転職してもモヤモヤは消えません。
最悪の場合、私みたいに数か月で履歴書に傷をつけて、看護師に戻りたくなってしまうかもしれません。。。
どう?みんなお腹いっぱいでしょ?w
今日のところはここまでにしてあげるわ(誰)
私のしょうもない経験が、皆さんのキャリアの後悔の予防線になったらうれしいです!!!

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