YURI /ゆり
なんとなく不調だった私が、ブランディング講義を開催するまで。
2026年09月14日
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8月の学習の振り返りです。
クライアント様の、プラントベースとウェルネスを学ぶ講座の受講生の方に、モニターとしてデザインサービスをさせていただくことが決まりました。8月末、そのサービスをお届けするにあたって、ブランディングについての講義を開催する機会をいただきました。
講義を開催するまでの道のりと、その中で得た学びや気づきを綴っていきます。
まず、講義を受ける方々のことを知るところから始めました。どんな状況にいる方なのか、今何をしようとしているのか、何に困っていて、何を知りたいのか。何かを伝えるうえでは、その人たちのことを知り、その人たちの問題を捉えることが大事だと思ったからです。
そのためにアンケートを作り、相手を理解することを土台にして、講義の資料を作っていきました。
私という人を感じてもらって、この人だから頼んでみたい、という気持ちになってほしかったので、講義が始まる2ヶ月前から、6月と7月、毎週1回、2ヶ月間、受講生が集まるコミュニティに、自分の作ったプラントベースの料理を投稿しました。
私がどういう人間で、普段どんな生活をし、どんなプラントベースを食べているのか。「私」という人を、講義より先に知ってもらう機会を作りました。

ブランドは形がなくて、相手の頭の中にある印象です。分かるようで言葉にできないので、自分にとって必要なのかどうかも判断がつきません。
だからまず、ブランドとは何なのか、どういう力を持つものなのか、そしてどうやって作られていくものなのかという、ブランドの構造をお話しさせていただきました。

そこから、今度は視点を変えて、クライアント様のブランドそのものを見ていただきました。
受講生の方は、これまで顧客としてブランドの印象を受け取ってきた側にいます。クライアント様のブランドを見ていくと、その印象が偶然ではなく、構造を持って作られたものだと分かってきます。
何を大事にしているのかを自分で分かっていて、それが言葉になっていて、その言葉で発信しているから、同じものを大事にしている方に響きます。
同じことを学べる場所が他にもあるなかで、このクライアント様のところを選んで学んでいる。それが、ブランドで選ばれているということです。
講義は一日で終わりますが、プロジェクトとしては、募集から選考、制作に入るまでが一つの流れです。誰が、いつ、何をするのかを決めて、全体が回るように組み立てました。
もともと、私はクライアント様の顧客でした。
歳をとるにつれ、病気ではないのですがなんとなく不調、、、という日々が多くなり、そうすると体力をつけたくても、確実に「なんとなく不調」なのでやる気もないという悪循環の日々を断ち切りたいと思い、プラントベースという、植物性の食べ物中心の食事を本気でやろうと思い、このクライアント様に出会います。3ヶ月間、プラントベースについてしっかり学びました。
その後も、プラントベースによるサステナビリティ、プラントベースアドバンス栄養学、ウェルネスコーチングの3分野を6ヶ月かけて学びました。
私自身、意識的にプラントベースとウェルネスを生活に取り入れてから、不調やモヤモヤが少しずつ晴れていき、気持ちも体も軽やかになって、行動ができるようになりました。言葉にすると、なんだかありきたりの広告的な表現になってしますのですが、本当なので、これ以外言いようがないのです。
気持ちも体も重いと、5分もかからない用事や家事とか、なんか面倒だな、、、と感じるのですが、そういう些細なことが、軽々とできるようになりました。
昨日より今日がちょっと良くなる日々が続き、それが、毎週、毎月、毎年になった結果、自分の奥底に眠っていた「デザイナーになりたい」という本音が聞こえるようになったのです。

普段の食事を変えるだけで、「なんとなく不調」から「デザインを学びたい」という変化って、ものすごいなと振り返ってみて思うのです。
この自分自身の体験が、私がプラントベースとウェルネスにこだわる理由です。
私に起きたような変化が、プラントベースとウェルネスを通して、ほかの誰かの明日にも起きたらいいなと思っています。だから、その領域で事業を広げようとしている人を、私はデザインで応援したいと思ったんです。
そして、クライアント様の講座に集まってくる方々は、自分自身や自分の家族の健康のために学ぶ人、プラントベースを伝えたい人、そしてプラントベースを取り入れてウェルネス事業を始めたい人でした。
事業を始めたいという方は、もうある程度「これをやりたい」という状態におり、ただ、そこから事業の立ち上げに、デザインが必要になるのではないか、、という仮説を持ち、自分のブランドのポジショニングを考えた時に、私がデザインをしたい人は、ここにいると、確信しました。
そのクライアント様が提供しているのは、プラントベースとウェルネスの講座と、ご自身の事業の成功に基づいたビジネスの伴走サポートです。デザインは、事業を進める時に必要になるものですが、クライアント様が提供している範囲にはありませんでした。
デザインが揃えば、事業を始める方は、もっと駆け出しやすくなります。
クライアント様にとっては、自分にできないことを顧客に届けられて、プログラムの独自性が上がります。私にとっては、助けたい人が集まっていて、しかもデザインを必要としている場面に出会えます。
一致を見つけました。
そこで、ブランドデザインのサービスを、ブランディングの講義に載せてオファーできるのではないか、と提案してみました。
ブランドデザインの勉強では、まず自分をデザインしてみます。
自己分析をする。
自分の約束と人格と熱量を決める。
鳥の目、魚の目、虫の目で多面的に捉える。
リサーチ結果を元に市場を細分化し(セグメント)
狙う市場を選択し(ターゲット)
その市場の中で競合に対する自社の立ち位置を定めること(ポジション)をする。
選ばれる理由を考えて、物語にして、最後に見た目に変換していく。
今は、最後のブランドボードを作っているところです。

進めていく中で出てきた自分の独自性は、プラントベースとウェルネスが好きで、その可能性を誰よりも信じていること、そして学んできた知識があることでした。
好きなことと、信じていることと、学んできたことが同じ場所にあるので、自分が必要とされる場所と、役に立てる場所が見えてきました。
ただ、「自分のブランディングをする」ということは、誰にでもできるかもしれません。分析さえすれば、自分が役に立てる場所も、自分の立ち位置も、見つけ出せるかもしれません。
でも、それは見えただけで、舞台にはまだ立っていません。

舞台に上がるには、行動するしかありません。提案をしなければ、8月の講義も、そのあとのサービスも実現しませんでした。
断られるかもしれない、うまくいかないかもしれない、といろいろ想像しますが、行動して起きる一番悪いことは、望んだ結果にならない、というだけです。リスクはありません。
プラントベースとウェルネスから受け取ったマインドセットと、ブランドデザインで学んだ、ブランドができていく構造。両方が揃ったので、8月にブランディングの講義をすることができて、モニターとしてデザインサービスをする状態まで、持ってくることができました。
とはいえ、始まるのはこれからです。ここまでやってきたことは、全部ブランドデザインをするためにやってきたことで、実際にブランドデザインをするのは、ここからです。
それでも、この舞台を自分の力で開拓できたことは、今月の一つの成果として、自分で認めてあげたいと思います。
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